平成11年(1999年)から始まった
<男女共同参画社会>
「男女が、社会の対等な構成員として、自らの意思によって社会のあらゆる分野における活動を参画する機会が確保され、もって男女が均等に政治的、経済的、社会的及び文化的利益を享受することができ、かつ、共に責任を担うべき社会」
を目指すための色々な政策
これもあってかなくてか
全国の空港を原則3年ほどで転勤して回り
24時間のシフト勤務、職員が足りなくなってしまったら
業務に多大な支障が出る航空局の職員も
それまでとは比較にならない人数の女性を雇用し、
教育し、男子と同様に働かせ
女性は生理休暇、産前産後休暇はもちろん男女ともに育児休暇等の取得を
促す社会になり。。。
という時代の流れの中で
私は(平成8年1996年)国土交通省入省。
全国に1600人中女性は約30名。
それまで完全に昭和の男性職場だった航空管制技術官の職。
24時間シフト勤務なので
職場には仮眠室、シャワー室、更衣室、
これらの女性の施設はまだ整備されていないところが多く
宿舎も、男性寮はあっても女性寮はなし。
「新しくできた仮眠室のお布団はどれが良い?」
「女性用のつなぎの服、どれが良い?」
「宿舎は新築のところを新規契約しました」
「困ったことがあったら、相談室がここと、ここと、ここに。」
本当に本当に、たまたま恵まれた環境でした。
整備してくださった関係各所の皆様には心からお礼を言いたいです。
同じ職場で働かせていただいた皆様にも、本当に本当に見えないところで
大変お手数をおかけしお世話になりました☺️
この頃の日本では、同じような光景が
いろんな職業で見られたのではないかと思います。
いつの時代も、新しく女性が参入する職場は
ありがたくもあり、恵まれてもいて、
煙たがられもするし、困難もある。
もっと大きな視点で見たら
そんなこと男女とか時代とか関係ないのだけど。
なんでそんな困難が確実にアリそうな職業を選んだのかって?
何もわからずに、進学したからww
意外とそういう人って、多いと思います。
知ってたら、失敗がないのか
知ってても挑戦するのか。
それも正解なんてわからない。
そもそも高校入学当時は航空会社のキャビンアテンダントを目指していた私
(完全女性社会)
何を間違ってか男性社会に飛び込んだ。
逆にとっても甘やかされた部分もあったと思います。
勤続は13年。
男性の考え方、仕事の仕方を徹底的に学ばせていただきました。
男性の合理的な、たまに情を混ぜる考え方でのお仕事はとても居心地がよかった。
今もそこで学んだことをフル活用して、生きています。